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株式会社シクソン

TS弾性ボンド

2024年10月11日

コンクリートクラックやアルカリ骨材反応抑止対策に

TS弾性ボンドは、高性能な一液性シリコーンゴム系コーティング剤です。
空気中の湿気と反応して硬化し、優れた耐候性、耐水性、耐熱性を持ち、コンクリート構造物の補修やクラック対策などに最適です。

 

特長

  • TS弾性ボンドをコンクリート表面に塗布することで弾力のある塗膜ができ、雨水等の浸透を遮断しながらコンクリート内部の水蒸気は透過させます。(透湿防水)
  • 長期間にわたり紫外線や風雨の影響を受けにくく、物性の変化もほとんどありません。(耐候性・耐水性)
  • 高い透過性を活かしコンクリート内部の余剰水蒸気を放出し、コンクリート内部の鉄筋の腐食を抑止します。(ガス・水蒸気透過性)
  • -60℃から250℃の広い温度範囲で安定した性能を発揮し、極端な温度環境下でも柔軟性を維持します。(耐熱性・耐寒性)
  • 高い引張強度を実現し、動的ストレスにも対応可能です。
  • 高い絶縁性を持ち、自己消炎性を有するため、安全性に優れます。(電気絶縁性・難燃性)
  • 透明性に優れているため塗布面の目視確認が可能です。(可視化対応)
  • 一液性でプライマーが不要。取り扱い、品質の確保も容易です。

 

主な効果

  • アルカリ骨材反応(ASR)の抑止:ガラス繊維メッシュシートとの併用により、コンクリート構造物の劣化を効果的に防止します。
  • クラック対策:構造物の動きに追従し、ひび割れを抑制します。
  • 高温・低温環境下での耐久性向上:極端な温度変化のある環境でも安定した性能を維持します。

 

用途

  • コンクリート構造物の補修(ASR対策やクラック補修)
  • 高耐候性が求められる環境下での補修工事
  • 防水性・密封性が必要な用途

 

性状・性能

  • 硬化方式 :縮合(オキシム)
  • :半透明
  • 粘度 :15 Ps・s
  • 指触乾燥時間 :60分
  • 比重 :0.950±0.05
  • 引張強さ:1.7 Mpa
  • 伸び:280%
  • 硬さ(デュロメータA):20

 

取り扱い上の注意点

  • 空気中の湿気と反応し表面から硬化しますので、温度、湿度によって硬化速度が変わります。
  • 湿度が100%以上で結露が発生するような場合、または水、水滴が付着するような場合、硬化後のゴム強度が低下したり、表面粘着が起こりやすくなりますのでご注意ください。
  • 硬化反応中にMEKオキシムが発生します。使用時は換気を十分に行ってください。または使用中に不快を感じた場合、空気の新鮮な場所へ移動してください。

 

使用している工法

 >>TS透光板補強工法(首都高グループとの特許共同出願工法です。特願2023-056174)

 >>TS ASR対策工法

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